ごきげんマトリョーシカ

1981年生まれ。2011年結婚。2012年後期流産。2014年妊活開始、初期流産。2015年3月36w1dで娘を出産しました!

36w1d〜出産当日 後編



12時半破水。
もう大量の尿が一気に出た感じ。おもらし!

ナースコールを押し、すぐに診察室に連れられ羊水を抜く処置。デカナプキンをあてる。
戻ったらまた破水。ナプキンまた替える。

この辺りから陣痛間隔4、5分。
いろんな助産師が入れ替わり立ち替わり来てお腹を触り張りがあまりないと。
こんなに痛いのに!お腹より腰がすごく痛かった。

その後も助産師が忙しなく来る。
なんやろう。。

モニターを見ると時々赤ちゃんの心拍数が半分に減っている。

14時頃、鼻から酸素吸入が始まる。
どうやら羊水が少なくなって、陣痛のたびに締め付けられて心拍数が落ちているよう。
陣痛のときに私が深呼吸しないといけない!けど痛い!けどしなきゃ赤ちゃんが危ない!
鼻からの酸素がマスクに変更。

このままこの状況が続けば赤ちゃんが危ないので、緊急帝王切開になるかもと、ナース。
その後主治医の先生から帝王切開の説明。夫、実母、そしてヒーヒー言っている私に。同意書には夫がサイン。
ぼんやり聞こえた説明では、子宮が薄くなるので、一年間の避妊、次の子は予定帝王切開、3人まで、陣痛が来る前に切る。など。
予定帝王切開の日まで陣痛が来ないという自信がないーーー。
あぁもうこの子だけかもしれない。
一人っ子の女の子溺愛やなぁ。
とか、苦しんでる割に考えていた。

そんな中でも、容赦なく襲ってくる陣痛。深呼吸!
私が上手に呼吸できないせいで、赤ちゃんに何かあるくらいならもう帝王切開でお願いします!!
着々と手術の準備。
太い針でルート確保。
心電図のときあの、私、心臓が縦なんです。と言いたかったけど、助産師がバイアスピリンはいつまで飲んでたんですかと聞いてきて伝えられず。。いつまでかも意識朦朧で間違う始末。
胸部レントゲンも。

トイレに行きたいのでマスクを一瞬外してもらって行こうとするも、陣痛が襲いかかる!マスクをあてられる。結局尿道カテーテルで尿を採取。

15時50分、産婦人科の一番上の先生が来て子宮口グリグリ!
いつもなら痛い痛みも、陣痛より全然マシ。
子宮口4、5cm。なんだかいきみたい。
臍帯が巻きついているとか聞こえる。それも心拍数が落ちている原因だとか。いつわかったんやろう。。
グリグリ。あああーーー。
子宮口が10cm。

陣痛が最高潮。排便したいような出してしまいたい感じとともに。
自分の声も騒がしかったと思う。

陣痛が途切れている間に分娩室へ。

先ほどの一番上の先生が取り上げてくれるらしい。
助産師さんがわらわら。

陣痛が来たら、深呼吸吸って吐いて、次吸っていきむ!そのとき目を開けてお臍を見る!
を繰り返す。
痛すぎて体がよじれる。真っ直ぐなってと言われる。
夫が立会いに来てくれる。
いよいよや!!
先生も助産師さんもうまい!と勇気付けてくれる!
先生が1時間かからない、あと10、20分と。
お産が短くなるように、吸引もすること説明され、会陰切開もいいか聞かれる。ついにきた!会陰切開!
けどその後何度かいきんで、吸引かけたもう頭見えたと。
下見て!もう出てくるよ!という言葉にも痛すぎて目を閉じてしまう。

頭が出てつっかえが取れると赤ちゃんが出てきた!!この目で見た!!
分娩台に上がっておよそ20分。
産まれたーーー!!と思わず叫んでしまう。
夫と感激を分かち合う。
しかし、産まれた子は泣かない。。
夫と、え。。と心配に。

すぐに小児科の先生、助産師さんが側にある台で処置をしようと連れて行かれた直後泣き出した!!!
よかったーーー。
体重は1974g。
思っていたより小さい!!!

先生も助産師さんたちもほっとした様子で、和やかに話していた。
みんなはもう帝王切開やと思っていたけど、先生は絶対下から産めると思っていたらしい。
いや、ほんまに先生のおかげ。
子宮口グリグリが効いた!吸引分娩も!
結局会陰切開はせず、ちょっと裂けたところを縫ってくれた。

処置が終わったのか、赤ちゃんが来た。
夫と3人で記念撮影。
赤ちゃんは夫が支えてくれていた。
隣にいる赤ちゃんの温かさ。

で、また赤ちゃん連れ去られる。
私は2時間ほど分娩台で安静にしないといけないらしい。

小児科の先生の説明では、早産、低体重なので保育器に入る、陣痛時のストレスの影響が出るかもしれないとのこと。入院は私より長くなるそう。

助産師さんが赤ちゃんの写真を撮ってきてくれるということで、iPhoneを渡す。
撮ってきてくれたのと、先ほどの記念撮影の写真を見ると、なんか赤ちゃんすごい浮腫んでる。。

その後、義母が到着し、夫と実母が廊下で話していた。
車椅子で部屋移動となり、私は夕食。
夫、義母、実母が面会室に赤ちゃんを見に行く。

この日はほとんど赤ちゃん見れなかった。

本当に赤ちゃんが助かってよかった。さらに下からも産めて。
それでもこの日の晩は、普通の分娩ができなかったこと、赤ちゃんに負担をかけてしまったこと、早産やもともと小さかったのは何故だろうということなど考えていた。

夫に電話してから就寝した。